Jamuオイル。
このオイルは私にとってとても想いの入ったもの。
オイルマッサージに使用するオイルは、各サロンでいろいろです。
一般的にマッサージに使用するオイルは、ベースのキャリアオイルに精油がブレンドされたもの。
カウンセリングによって精油をその場でブレンドされるアロマセラピストさんもおられます。
当店のJamuオイルはベースのキャリアオイルにハーブを煮込んだもので、
その煮込みオイルに、多いもので8種の精油をブレンドしています。
Jamuオイルの特徴は2つ。
オイルの効果として、精油とハーブの両方から期待できます。
そして何より香がとても深い。
この香の深さは全国のサロンオーナー様はもちろん、「香好き」な方にはとても評価を頂いております。
作ろうと思ったキッカケは、Jepun Sariを始めた当時はバリにあるメーカーのJamuオイルを使っていました。
伝統、天然、生薬へのこだわりはもちろん、ラベルも手漉きの紙を使うほどこだわったメーカーです。
オーナーは外国人なのですが、オーナーが忙しくなりバリ不在が長くなると、やはりそこはインドネシア。
ラベルと中身が違う
ラベルがカラーの画用紙になる
さらには成分検査に出すと雑菌が検出される
などなど、問題が続き。。。
ラベルなんかどうでもいいんです。
どうしても「人の肌に触れる」者として、「人の肌に使うもの」はキチンとしたものを使いたい。
というより、人の肌に使うものはちゃんとしたものでなければならない。と考えます。
だから、より日本人に合うちゃんとしたオイルで施術したい。
この世にないなら…作るのみ。
単純にその欲とこだわりだけでJamuオイル作りが始まりました。
かなりの時間とお金を使いましたが。。。
リラクゼーションサロンは国家資格でもなければ、治療を目的とした業種ではありません。
使用するオイルは食品ではないけれど、使用期限のあるナマモノ。
そして
香は臭覚細胞から血液に取り込まれる。
肌に塗布することで、皮膚から吸収される。
かなり重要かつ神経質になるべきものです。
だからこそ使うものはちゃんとしたものを使うのが当然と思うのですが、
残念ながらこの意識レベルが低いセラピストはかなり多いと、今までの経験で感じます。
2011年に完成したJamuオイル。
実は今回、オイルの製造所を変更しました。
理由は後に述べますが、まずは新しい製造所の内部をご紹介。
まずは足元もこんな感じで↓製造場に入ります。
製造スタッフは皆帽子と白衣着用です。
家内事業が多いバリでは、ここまでちゃんとした設備とユニフォームはなかなかないんです。
エッセンシャルオイルの保管もキチンとしています。
今回のオイルの打合せの目的は、安定供給とコストダウン。
実は大変申し上げにくいのですが。。。
Jamuオイルが出来て早7年。
この度、価格改定をしなければならなくなりました。
世界的な原材料の高騰、インドネシア国内の物価上昇や人件費の上昇など、
今まで何とか吸収してきたのですが、これらの影響によりやむを得ない状況となってしまいました。
ありがたいことに、年々少しずつですがこのJamuオイルにご評価頂き、
販売量も増えてきています。
天然100%。
故に大量に作ることもしたくなく、今の販売量にプラスαの生産量で製造していきたい。
また使用材料の調達が難しいものもあり、それらの安定仕入れの方法、
そして出来るだけお求めやすい価格でご提供したい。
そのための製造所の変更。
前回の出張から行く度も打合せを重ね、諸々の最終調整の打合せでした。
今後今ある在庫以降はパッケージの変更も検討しています。
とはいえ避けれなかった今回価格改定。
それでも本物志向のサロン様、ゲスト様のため、
中身のクオリティは変えずに出来るだけ価格を抑える努力を今後とも続けて参ります。
改定価格は新しいロットからとなります。
旧価格:2,400円
新価格:2,600円
ご愛顧いただいている皆様には大変残念なご報告になりましたが、
何卒ご理解頂き、今後とも変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い致します。