サロンを経営し、直接ゲストに触れるセラピストとして癒しを提供できる商品を、また建築士としてのプロの目線で素材、クオリティを重視して各商品を取り揃えております。
当店はエスニック雑貨屋さんではありません。
バリのお土産屋さんで安く売っている商品ではなく、商品のほとんどが厳選した工房でのオーダー品。特に家具などの木製品は、気候の違う日本では時間が経つと狂うこともあります。
こちらで図面を描き、材木の質、乾燥度、寸法、すべてにおいて細かくオーダーします。
現地でのオーダーの際、職人さんに口うるさい日本人として嫌がられることもしばしば。
こちらの要望に答えてくれ、職人さんとの間に信頼関係を構築するまでに、本当にたくさんの時間を費やしました。
当店の商品の多くがオーダー品です。
そのため、商品によってはお客様が欲しいぴったりサイズの商品を作ることも可能です。
癒しを提供するバリスパを経営し、実際に施術を行うセラピストとして大切に思っていること。
それは、人の肌に触れることを業としている以上、技術・心はもちろん、使用する材料も安全で本物でなければなりません。
ゲストからの信頼があってこそ本物の癒しが生まれるのだと思っています。
ゲストの肌に直接触れるものだからこそ、確かなものを使いたい。
そんな思いから、トリートメント基材の開発を行う事になりました。
初めはバリにある既存のメーカーの基材を使用していました。
しかしその会社の規模が大きくなるにつれ、こちらが望むクオリティなどの安定性を取ることが大変難しくなくなってきました。
他のメーカーさんにもあちこち足を運び、直接お会いしてお話を伺いましたが、コンセプト、クオリティすべてにおいて納得のできるものが見つからない。
そして製品となる前の原材料の製造方法まで調べていくうちに、インドネシアという国の生活習慣の違い、日本人との価値観の違い、たくさんの壁にぶつかりました。
そして3年掛けて、ようやく納得のいくモノを作れる人に出会いました。
国内外問わず原材料、既存商品を自身の身体でいろんなものを試しました。
開発初めはお肌がびっくりしておかしくなるほど。
そして家族、スタッフ、友人の肌を借りて、何度となく試作を行いました。
セラピストの方々、そしてそこに来られるゲストの皆様のお顔を想像し、たくさんの人が心から癒され笑顔になり元気になれるモノ。
そして実際に人の肌に触れる立場の人間として、たくさんの人が心から癒され笑顔になり、そして元気になれる商品を届けたい。
そんな思いから生まれたのが、オリジナルブランド『cohina』です。
インドネシアに古来よりあるJamuは、母から一人の娘へ、口承によって受け継がれてきました。
現在でもジャムゥがインドネシアの女性たちに利用されている理由は、女性が生涯を通し、年齢にしたがって、体調に合わせたジャムゥがあること。
女性の身体を大切に育み、健康維持、増進に欠かせないジャムゥ。
これの原型はアーユルヴェーダであり、予防医学となります。
女性専科のジャムゥが一貫しているのは、「消化・吸収・排泄」生命維持の大原則です。
この大原則を元に、肌に対する美としてホリスティックな観念から考え、セラピストが提案する商品として、「心と身体のために必要なもの」
消化=クリーン
吸収=栄養、
排泄=デトックス(浄化)・マッサージ
だと考えます。
すべてのものに感謝し思いやる心を一番大切にしていた祖父母。
ご飯の前には必ず手を合わせ、感謝のお祈りをしていました。
そんな祖父母が70年前に始めた小さなお店の名前が「コヒナ」です。
(小さいお店でしたが、たくさんのお客様に愛され笑顔の耐えないお店だったそうです。)
そしてインドネシアのJamuにはおもてなしという意味も込められています。
大地の恵みに感謝し、相手を思い心を込めて調合する。
レシピだけでなく、この大切な心と一緒に受け継いできた女性たちと祖父母の心を重ねて、「cohina」としました。